「第4回 フードテックジャパン東京」視察_2023.12.08

◇「第4回 フードテックジャパン東京」視察_2023.12.08

同時開催「第8回ドリンクジャパン」「第2回スマートレストランEXPO東京」
会場: 東京ビッグサイト 南ホール展示棟
主催: RX Japan(株)
開催規模: 約400社
開催期間: 2023年12月6日~8日の3日間
来場者(3日間):18,356人(プレスリリース)

東京ビッグサイト展示会場案内

東京ビッグサイト展示会場案内

◇ 視察目的:
 食品製造工程の自動化・省人化ソリューションを中心にフードテックジャパン展を視察し、自動化・省人化関連技術動向・情報収集を行った。また、同時開催のドリンクジャパン展についても最新技術動向について視察し、注目した技術についてレポートする。

◇ 全般的な展示内容:
 食品工場の自動化・DX展(フードテックジャパン)、飲料・液状食品開発・製造展(ドリンクジャパン)、飲食店の自動化・DX展(スマートレストランEXPO)それぞれの展示会場において生産性向上、人手不足対策の技術展示を中心に開催していた。

 

◇注目したメーカーの製品・システムについて紹介する。

【Ⅰ. フードテックジャパン展】

Ⅰ- 1. TechMagic 株式会社 https://techmagic.co.jp/

写真Ⅰ- 1 - 1 . TechMagic(株)ブース

写真Ⅰ- 1 – 1 . TechMagic(株)ブース

・炒め調理ロボット「I-Robo」

 TechMagicが開発した調理ロボットI-Roboは、炒飯・野菜炒めなど、熟練のシェフのレシピを自動で再現する。また、I-Roboは、液体調味料の自動供給機能をオプションで追加可能で、調味、攪拌、加熱、調理後のフライパンの洗浄といった一連の動作を自動化することができる世界初のロボット。自動調理においては、メニューに応じて、加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向を柔軟且つ適切に調整できる。

写真Ⅰ- 1 - 2 . 炒め調理ロボット「I-Robo」

写真Ⅰ- 1 – 2 . 炒め調理ロボット「I-Robo」

・パスタ調理ロボット「P-Robo」

 「P-Robo」は、4つの鍋を同時に動作させ、人のブレなく、誰もが熟練の調理技術を再現できるため、高品質な商品を1食あたり最速45秒で調理が可能である。独自開発の鍋とアームロボットを活用し、具材と麺をむらなく攪拌加熱することで、1時間当たり最大90食の調理が可能とした。調理を終えると鍋が盛り付け場所まで移動し、スタッフが皿に盛り付け、トッピング作業を行なう。鍋の洗浄はロボットが自動で行うシステムとなっている。スタッフが操作するインターフェイスは、使いやすさを追求し、P-Roboが今、何を調理しているか一目でわかるUIシステムを導入している。レシピ情報の更新は調整可能となっている。 従来の店舗と比較し導入後は1~2人の省人化を想定しており、人手不足が課題の食産業において新たな労働力の創出を実現できる。
▼調理ロボット「P-Robo」動画(YouTube動画)https://youtu.be/W_U3qMztxaY

写真Ⅰ- 1 - 3 . パスタ調理ロボット「P-Robo」

写真Ⅰ- 1 – 3 . パスタ調理ロボット「P-Robo」

・サラダ盛り付けロボット「S-Robo」

 トッピングの計量・供給の自動化を実現したロボット。レタスチップやチキン、豆、コーン、ナッツ、チーズといった何種類もの不定形なトッピングをサラダ調理ロボットが自動で計量し、ロボットアームがサラダボウルを運び、その具材を受け取り、ベルトコンベヤ上を流れるサラダボウルをスタッフが受け取るまでの一連の動作を自動化したロボット。形状や粘度が異なる食材の計量は本来難しいとされているが、食材の特性(粘度やサイズなど)に合わせて計量動作と計量用部品の形状を繰り返し検証し、実験を行っている。

写真Ⅰ- 1 - 4 . サラダ盛り付けロボット「S-Robo」

写真Ⅰ- 1 – 4 . サラダ盛り付けロボット「S-Robo」

Ⅰ- 2. フードテクノエンジニアリング グループ https://foodtechno-eng.co.jp/

写真Ⅰ- 2 . フードテクノエンジニアリング グループ ブースとピザソース塗り機

写真Ⅰ- 2 . フードテクノエンジニアリング グループ ブースとピザソース塗り機

・ピザソース塗り機

 ピザ製造ラインにおけるピザソースを自動で塗り広げる設備である。 ライン内に組み込むことができ、ラインを止めることなく自動化できる。 従業員様1人分が立つスペースで設置可能で100V電源で対応可能である。

Ⅰ-3. 日本電技 株式会社 https://www.nihondengi.co.jp/ia/

写真Ⅰ- 3 - 1. 日本電技(株)ブース

写真Ⅰ- 3 – 1. 日本電技(株)ブース

・AGV・AMR

 自動搬送ロボットを活用し、製造現場の搬送効率を向上する。固定されたルートを走行するAGVや、周囲の障害物・作業員等を自動認識し、衝突回避や減速による対処を行いながら走行するAMRなど、利用場所に応じた自動搬送ロボットを提案。
 AMRについては、誘導体となる磁気テープやガイドが不要であるため、フレキシブルなライン変更にも柔軟に対応可能である。 自動搬送ロボットは、搬送コンベア等が不要で作業者と稼働範囲を共有することも可能である。単純作業の多い運搬業務をロボットにより自動化することで、労働力不足の解消を実現する。

写真Ⅰ- 3 – 2. AGV・AMR & 箱詰めライン自動化システム

写真Ⅰ- 3 – 2. AGV・AMR & 箱詰めライン自動化システム

・箱詰めライン自動化システム

産業用ロボットを活用したシステムで箱詰めラインの自動化を実現する。上流コンベヤから流れてきた成型品や包装品をロボットでピッキングし、段ボールやトレーに投入して、封函する搬送工程を自動化する。既存の生産設備とロボットシステムを組み合わせることで、安全性や衛生面の向上、人手不足解消など工場で抱えている諸課題を解決する。生産ラインの対象製品にあわせて、最適なロボットシステムを構築できる。

Ⅰ- 4. コネクテッドロボティクス 株式会社 https://connected-robotics.com/

写真Ⅰ- 4 - 1. コネクテッドロボティクス(株)ブース

写真Ⅰ- 4 – 1. コネクテッドロボティクス(株)ブース

・盛付ロボット「Delibot」

 「Delibot」は、食品産業の中でも生産性が低く、自動化が進んでいない惣菜業界の盛り付け工程を自動化する業界初のロボットである。
▼盛付ロボットの動画(YouTube動画) https://youtu.be/v2gASx30Fw0

写真Ⅰ- 4 - 2. 盛付ロボット「Delibot」& AIソフトウエア
写真Ⅰ- 4 - 2. 盛付ロボット「Delibot」& AIソフトウエア
写真Ⅰ- 4 - 2. 盛付ロボット「Delibot」& AIソフトウエア

写真Ⅰ- 4 – 2. 盛付ロボット「Delibot」& AIソフトウエア

Ⅰ- 5. 株式会社 中西製作所 https://www.nakanishi.co.jp/

写真Ⅰ- 5 - 1.(株)中西製作所 ブース

写真Ⅰ- 5 – 1.(株)中西製作所 ブース

・省人化食器洗浄システム

 病院・福祉施設のセントラルキッチン向けに開発された当システムは、トレーに載った食器を入口にセットするだけで食器の浸漬、食器仕分け・収納を全自動で処理。負担が大きい作業を自動化し、作業員の数を既存の6000食規模向けの洗浄システムと比較して作業人員を6名削減する。

写真Ⅰ- 5 - 2. 省人化食器洗浄システム

写真Ⅰ- 5 – 2. 省人化食器洗浄システム

・3Dプリンター

 出展の3Dプリンターは、「いつでも、どこでもおいしい」「お好みの形に調理が可能」「食品インクの味付けもカスタマイズ」をコンセプトとしたデモ機を展示していた。ウニの軍艦巻きのデモを行いアピールしていた。

写真Ⅰ- 5 - 3. 3Dプリンター

写真Ⅰ- 5 – 3. 3Dプリンター

Ⅰ- 6. 株式会社ヤナギヤ https://ube-yanagiya.co.jp

写真Ⅰ- 6 - 1.(株)ヤナギヤ ブース

写真Ⅰ- 6 – 1.(株)ヤナギヤ ブース

・NEWマイクロミックス

 加熱、冷却、減圧条件下で撹拌混合が可能である。従来機のリニューアルにより、当社比において粉砕効率が約1.6倍に向上している。

写真Ⅰ- 6 - 2. NEWマイクロミックス

写真Ⅰ- 6 – 2. NEWマイクロミックス

・自動トレー供給&自動整列供給装置

 製品の供給パターン(個数、列数、重ね数など)を登録して、自動供給されたトレー上にコンベヤから送られる製品を整列して配置することが出来る供給装置である。

写真Ⅰ- 6 - 3. 自動トレー供給&自動整列供給装置

写真Ⅰ- 6 – 3. 自動トレー供給&自動整列供給装置

・ロコモーション式パワーフライヤー

 電気式加熱による高温用連続式パワーフライヤーである。米菓などの高温加熱での連続揚げに対応した移動搬送(ロコモーション移動方式)を採用したフライヤー。

写真Ⅰ- 6 - 4. ロコモーション式パワーフライヤー

写真Ⅰ- 6 – 4. ロコモーション式パワーフライヤー

Ⅰ- 7. 株式会社リベット https://www.rvt.co.jp/

写真Ⅰ- 7 - 1.(株)リベット ブース

写真Ⅰ- 7 – 1.(株)リベット ブース

・食品レシピ管理装置

 フルーツグラノーラなどの複数の食材がミックスされた製品の食材の割合をAI が瞬時に判定。 ロボットが判定結果に応じてOK / NG レーンに分別。 現場の負担を低減し、品質の安定したものを製造できる。

写真Ⅰ- 7 - 2. 食品レシピ管理装置

写真Ⅰ- 7 – 2. 食品レシピ管理装置

・AI 異物検査除去装置

 コンベヤに流れる異物をAI が瞬時に認識。 異物をプロジェクターでマッピングし、誰が検査しても一定の品質を確保。 省人化を図る場合は、異物の除去までをロボットにお任せ。 用途に応じたカスタマイズで、現場の効率化に柔軟に対応できる。

写真Ⅰ- 7 - 3. AI 異物検査除去装置

写真Ⅰ- 7 – 3. AI 異物検査除去装置

【Ⅱ. ドリンクジャパン展】

Ⅱ- 1. ダイワ販売 株式会社 https://daiwa-hanbai.jp/

写真Ⅱ- 1 - 1. ダイワ販売(株)ブース

写真Ⅱ- 1 – 1. ダイワ販売(株)ブース

・LKH Prime

 アルファ・ラバルLKHポンプをベースにしたアルファ・ラバルLKH Prime遠心ポンプは、サニタリ用途、特にタンク内を空にするようなプロセスやCIPリターン 用途で使用され、多目的で高効率の自吸式ポンプである。エアスクリュー技術と先進的な設計の組み合わせにより精密に設計されたLKH Primeは、同種のポンプに比べて高いエネルギー効率を実現している。最適化されたデザイン、プレミアムモーター、厳しい公差、高度なインペラーとエアスクリューデザインにより、エネルギー消費を削減している。

・PlusClean

 アルファ・ラバルPlusCleanは、タンク内の影(デッドスペース)の部分、例えば、撹拌機の羽根裏およびその他のタンク内部の下などを洗浄するために設計された壁面取付式の洗浄ノズルである。PlusCleanはタンク壁面に突起部分がなく取付できる。PlusCleanは、定置洗浄(CIP)中に洗浄液が加圧されると噴射を開始し、インパクト洗浄を保証している。

・TJ20G

 アルファ・ラバルのタンク洗浄装置であるTJ20G Rotary Jet Headは、優れた洗浄性、最終製品品質の改善、運転コストの最大70%の削減を実現している。 この製品は食品、乳製品、パーソナルケア、飲料などのサニタリ用途向けに設計されている。TJ20Gは15〜150 m3の加工、保管、輸送用タンクや他の容器に対して、自動化された3Dパターンのインパクト洗浄を定義された時間で提供する。本装置の設計は、醸造機器の洗浄や食品および乳製品のプロセスに適しており、衛生的に安全で品質が保証されたタンク洗浄を実現する費用対効果の高い方法である。

・DuraCirc

 アルファ・ラバルDuraCirc は、耐久性と信頼性と高い効率性、そして抜群の衛生パフォーマンスを完璧なバランスで実現している。保守点検が簡単に行える設計になっているので、DuraCirc を使うとメンテナンスを簡略化できる。このクラスの製品をリードする幅広い流量および最大40barの圧力に加えて、DuraCirc は世界的に認められたEHEDG・3A認証付きである。革新的な設計により、クリーニングやメンテナンスがより迅速、簡単に、さらに高い信頼性で行えるのも特長である。

写真Ⅱ- 1 - 2. 洗浄機器&ロータリポンプ

写真Ⅱ- 1 – 2. 洗浄機器&ロータリポンプ

Ⅱ- 2. 日東金属工業 株式会社 https://www.nitto-kinzoku.jp/shop/default.aspx

写真Ⅱ- 2 - 1. 日東金属工業(株)ブース

写真Ⅱ- 2 – 1. 日東金属工業(株)ブース

・ベルヌーイ流撹拌機【NTME / NTMA】(特許第6169207号)

 遠心力を利用し空気の巻き込みや液の泡立ちを抑えて撹拌する「ベルヌーイ流撹拌体 BEAG E型」を標準搭載した、日東金属工業のオリジナル撹拌機である。ベルヌーイ流撹拌機には以下の3つの特徴がある。
特長1:上下2つの液流で均一に撹拌 遠心力を利用し、撹拌時に上昇流と下降流の2つの液流を発生させて水平に吐出する。上昇流により容器下部の沈殿物を吸い上げ、下降流により液面の浮遊物を吸い込む。 様々な角度の液流が生まれ、均一な撹拌を実現できる。
特長2:空気の巻き込みや液の泡立ちを抑える遠心力と容器内の圧力差を利用して撹拌するので、撹拌時に起こりやすい液面からの空気巻き込みによるボルテックスや泡の発生を抑制できる。
特長3:低粘度~中高粘度までの液体の撹拌が可能 容量にもよるが、~4,000mPa・s、30L程度の液体であれば十分な液流を起こすことができる。

写真Ⅱ- 2 - 2. ベルヌーイ流撹拌機

写真Ⅱ- 2 – 2. ベルヌーイ流撹拌機

Ⅱ- 3. 株式会社 シバタ https://www.shibata.co.jp/

写真Ⅱ- 3.(株)シバタ ブース

写真Ⅱ- 3.(株)シバタ ブース

・MSフィルター/キャンドル式サニタリろ過機

 独自の巻き線型フィルターエレメントを採用し、均一なプレコートと優れた逆洗性を実現、食品・飲料分野を中心に幅広い分野で、国内外の多くで採用されているキャンドル式サニタリろ過機である。エレメントを内製しており、卓上機から大型機まで、あらゆる規模のろ過機を柔軟に対応する。 また、メンテナンス性・耐久性に優れ、TCO(Total Cost of Ownership)の削減に寄与する。生産性向上、品質向上、省人化・省力化、作業負担低減、作業標準化など、納入先のニーズや課題意識に沿った最適な仕様が提案できる。

Ⅱ- 4. 株式会社フロンティアエンジニアリング http://www.frontier-eng.co.jp/

写真Ⅱ- 4 - 1.(株)フロンティアエンジニアリング ブース

写真Ⅱ- 4 – 1.(株)フロンティアエンジニアリング ブース

・ジュール加熱殺菌装置

 低~高粘性液状食品を対象としたジュール加熱殺菌装置である。温度ムラを極力抑制して加熱することができ、水のような液体でもカレーのような高粘性食品でも、同じように加熱することができる。熱交換器と違い、熱媒体を使用しないため、配管壁付近で高温化が起きず、焦げる心配がほぼない装置になる。高粘性食品の加熱速度の目安は約30秒となる。

写真Ⅱ- 4 - 2. ジュール加熱殺菌装置 写真Ⅱ- 4 - 2. ジュール加熱殺菌装置 写真Ⅱ- 4 - 2. ジュール加熱殺菌装置

写真Ⅱ- 4 – 2. ジュール加熱殺菌装置

・交流高電界殺菌装置

 電気的殺菌効果を利用した世界初の殺菌装置で、加熱速度は0.01秒と他の加熱装置を圧倒する瞬間的な加熱が可能である。その代わりに、粘度がある飲料や固形物を含有する飲料には不適合で、清酒や果汁飲料など特に官能を大切にしたい飲料に最適である。

写真Ⅱ- 4 - 3. 交流高電界殺菌装置

写真Ⅱ- 4 – 3. 交流高電界殺菌装置

Ⅱ-5. 株式会社 徳永製作所 http://www.tkng.jp/

写真Ⅱ- 5 - 1.(株)徳永製作所 ブース

写真Ⅱ- 5 – 1.(株)徳永製作所 ブース

・多品種対応ボトル整列機「BFRシリーズ」

 使用用途としては、医薬品、化粧品、食品、飲料品用容器の整列と供給で、様々な形状(丸、角、偏平など)様々な色(白、黒、透明など)のボトルに対応する。ロボットで取り切れなかったボトルの回収やリターンコンベヤが不要、既設ラインへの接続が可能な点が特長である。

写真Ⅱ- 5 - 2. 多品種対応ボトル整列機「BFRシリーズ」 写真Ⅱ- 5 - 2. 多品種対応ボトル整列機「BFRシリーズ」

写真Ⅱ- 5 – 2. 多品種対応ボトル整列機「BFRシリーズ」

Ⅱ- 6. カイノス 株式会社 https://www.kinos.co.jp/

写真Ⅱ- 6 - 1. カイノス(株)ブース

写真Ⅱ- 6 – 1. カイノス(株)ブース

・水滴除去装置

 水滴除去装置はワークの高速搬送での水滴除去をする装置である。水滴除去率検証結果を基に決定したブロワーとノズル構成で最適な水切りを行う。

・ピッチ切装置

 ピッチ切装置は、ボトルのピッチを確実に割り出す事が可能な装置である。多品種・高能力に対応することを可能にしている。

写真Ⅱ- 6 - 2. ピッチ切装置

写真Ⅱ- 6 – 2. ピッチ切装置

・自動ガイド幅調整機構

 自動ガイド幅調整機構は飲料ボトルのガイド幅調整を無段階で行うことが出来る機構である。多品種のボトルに対応し、省人化を実現する。

写真Ⅱ- 6 - 3. 自動ガイド幅調整機構

写真Ⅱ- 6 – 3. 自動ガイド幅調整機構

Ⅱ- 7 – 1. 株式会社 イズミフードマシナリ https://www.izumifood.shi.co.jp/

写真Ⅱ- 7 - 1.(株)イズミフードマシナリ ブース

写真Ⅱ- 7 – 1.(株)イズミフードマシナリ ブース

・ダマナイザー

 粉体の吸引、脱気、負圧下での混合や増粘剤やナノ粒子の溶解・分散も可能とする特徴を持った「連続式粉体吸引溶解装置」である。

写真Ⅱ- 7 - 2. ダマナイザー 写真Ⅱ- 7 - 2. ダマナイザー

写真Ⅱ- 7 – 2. ダマナイザー

・VMIX

 VMIXは仕込量の変化、広範囲にわたる粘性域・液性状に対しても均一な均一な攪拌混合が可能である。 10,000mPa・sを超える粘性にも対応できる「」である。

写真Ⅱ- 7 - 3. VMIX 写真Ⅱ- 7 - 3. VMIX

写真Ⅱ- 7 – 3. VMIX

・固形物入り製品対応シェル&チューブ式熱交換器

 従来のシェル&チューブ式熱交換器からさらに固形物・繊維入りに対応タイプである。 コンパクトでありながら管板部での固形物・繊維の堆積を防止する構造となっている。

写真Ⅱ- 7 - 4. 固形物入り製品対応シェル&チューブ式熱交換器 写真Ⅱ- 7 - 4. 固形物入り製品対応シェル&チューブ式熱交換器

写真Ⅱ- 7 – 4. 固形物入り製品対応シェル&チューブ式熱交換器

Ⅱ- 7 – 2. 住友重機械エンバイロメント 株式会社 https://www.shiev.shi.co.jp/index.html

写真Ⅱ- 7 - 5. 住友重機械エンバイロメント(株)ブース

写真Ⅱ- 7 – 5. 住友重機械エンバイロメント(株)ブース

・水処理設備

 豊富な水処理実績でのノウハウを活かして、食品・飲料・化学・鉄鋼などの幅広い業種向けに用水・純水処理設備を展開している。

【所見】
 フードテックジャパン展では、食品業界が抱える「人手不足」「生産性の向上」に対する課題解決の取組みとして自動化・省人化などの提案が多く紹介されていた。大規模な工場向けだけでなく、中小規模工場向けの取組み提案も多く見られ、また「食品ロス」対策など今後の取り組みにも期待したい。
 またドリンクジャパン展では、製造技術がすでに確立されていることから、設備の高度なシステム化と省人化が進み遠隔での稼働・状態監視システムなどが多く紹介されていた。さらに環境対策(特にカーボンニュートラル、脱炭素のキーテーマ)を考慮した生産効率化が要求されている。設備・機器の稼働状況などリアルタイムでの“見える化技術”が注目されると考える。

以上

【参考引用先】

  1.  第4回フードテックジャパン東京
     https://www.foodtechjapan.jp/tokyo/ja-jp/lp/vis_ft_2301.html
  2.  注目メーカーHP