『2020東京オリンピック閉幕、振り返って想うこと』

『2020東京オリンピック閉幕、振り返って想うこと』

史上初めて1年延期された東京オリンピックが7月23日に開幕、17日間の熱戦が繰り広げられ8月8日に閉幕した。コロナ禍の感染防止を取りながらのオリンピック開催でアスリートが見せた感動を振り返ってみることにする。

日本人アスリートのメダルラッシュが続いた大会だった。結果だけ見ると金27個、 銀14個、 銅17個となり総メダル数58個は過去最多となった。 金メダルの数は、 前回リオデジャネイロ大会の12個、史上最多の16個を獲得した1964年の東京大会と2004年のアテネ大会と比べても大きく突破した。当初の金メダル獲得目標30個には届かなかったが、コロナ禍の中でのアスリートたちの活躍は話題の中心になった。

テレビの前で観戦しながら、お家芸といわれる競技で特に柔道、体操、レスリングなどだけでなく、スケートボードなど新種目でのメダル獲得が際立っていたように思う。オリンピックに参加しているアスリートが感じているプレッシャは特別なのだろうと感じる。金メダル最有力といわれていたアスリートでも敗北してしまうシーンが多く見られた。

従来、自国開催の場合、観客の声援がアスリートを後押し、いつも以上の力を発揮させてくれることが多い。しかしながらメンタル面でのプレッシャが大きい中でベストな力を発揮することがいかに難しいことなのかが分かった。そんな中でもその中心に居るのは10~20代の若きアスリートたちである。猛暑の中、連日繰り広げられる高度なパフォーマンスに、日本列島も歓喜に沸いた。若きアスリートたちは、まさに青春真っ只中だ。

そういえば先日、“青春時代と今の自分” についておもしろい話を聞いたので紹介することにしよう。
あるSNSで取り上げられていて、その話が話題になっていたそうだ。そんな話題は、比較を極端に面白おかしく表現した「18才と81才の違い」というものである。

「恋に溺れるのが18才、風呂で溺れるのが81才」     
「道路を爆走するのが18才、逆走するのが81才」     
「偏差値が気になるのが18才、血糖値が気になるのが81才」

元ネタは、日本テレビの「笑点」だそうだ。なるほど、ちょっと笑える話である。

話を元に戻そう。大会開催の賛否については、それぞれの立場で考えがあると思う。しかし、テレビ観戦ではあったが、多くの競技で感動を与えてくれたのもアスリートたちである。
次回開催の夏季オリンピックは3年後のパリ大会である。その頃には、コロナ禍が収束され多くの観客が身近でアスリートを応援できる大会となっていることを熱望する。そして実力が十分に発揮できなかったアスリートたちにはリベンジの場として臨んでほしい。
すでに次の大会に備えて練習をはじめているアスリートもいることだろう。
パリ大会でもメダルラッシュとなるように“がんばれニッポン”若きアスリートへエールを送る。

以上