◇「食品開発展2019」視察_2019.10.02

会場:東京ビッグサイト、主催:UBMジャパン、開催期間:102日~4日の3日間

国内外の有力企業570社による、食品分野の3大テーマ「健康」「美味しさ」「安全・品質」に関する最新商材・サービスが紹介されていました。

 

健康・機能性素材などが集まる「ヘルスイングリディエンツジャパン(Hi japan)」エリアでは、味の素、アスタリール、協和発酵バイオ、サッポロウエルネスラボ、日本ハム、森永乳業、ヤクルト薬品工業など数多くの企業が出展をしていました。

 

受託製造・加工企業では、アピ、アリメント工業、東洋新薬などそれぞれで自社の強みを活かした加工技術などをアピールしていました。

 

機能性食品市場での機能性表示食品の受理件数もすでに2,000品目を越えている状況の中、関連して検査キットメーカーや分析メーカーなどの出展が多く見られました。

 

食品の“安全と品質”をテーマとした「セーフティ&テクノロジー(S-Tec japan)」エリアでは、「安全・衛生」「分析・計測」「食品包装」「環境」の4つのゾーンが設けられ、出展企業から最新技術、アプリケーションが展示されていました。

 

食品の“美味しさを作り出す”をテーマとした「フード・テイストジャパン(FiT japan)」エリアは、食品の美味しさを作り出す差別化素材や食材、食品の美味しさを保持するための最新技術の紹介が多く見られました。

 

「発酵素材パビリオン」が美味しさ・機能性の両方を兼ね備えた、特色のある機能性素材が多く紹介されていて、甘酒や植物発酵飲料など多くの飲み物が試飲できるなど各企業が特色、強みをアピールしていました。

 

海外から「中国」や「ウクライナ」などからの出展も見られましたが、全体的には数は少ない状況でした。

 

◇(S-Tec japan)エリアにて、食品製造機械・設備で興味深いものが出展されていました。

メーカー名、機械・装置名称は次の通りです。

◇株式会社 静岡プラント 

http://www.shizuoka-plant.com/

150BMS 型サイクロンミル+ドーム型サイクロン

気流式のサイクロンセパレータで従来に見られる頭部がフラットな円筒形ヘッドを使用したサイクロンに比べ、頭部をドーム型の半球状とすることで分離、回収率アップが図られる構造を実機紹介していました。

 

◇カワサキ機工株式会社 

http://kawasaki-kiko.co.jp/

HTST殺菌機

湿熱の殺菌効果を利用して流動型の高圧蒸気殺菌機においてお茶の葉や各種食材乾燥の乾燥事例を映像にて紹介をしていました。

 

◇増幸産業株式会社 

http://www.masuko.com/

 自己循環型スーパーマスコロイダー

 この摩粉砕機はセルフポンピング機能を持ち、連続して外気を遮断した状態で繰り返し摩砕ができるユニット装置の実機展示がありました。

 

◇株式会社ピーエムティー 

https://www.pm-t.com/

 ラボ向け卓上型協働ロボット組込みシステム装置、食品検査装置

 専用モジュールとしてラインナップされていて、汎用性、拡張性を兼ね備えたロボット組込みのラボ向けシステムを紹介していました。