Focus 5:視察レポート『注目装置・機器・システム:FOOMA JAPAN 2026』

Focus 5:視察レポート『注目装置・機器・システム:FOOMA JAPAN 2026』
【 Keyword 】:「盛付け・加熱・搬送・検査」

Focus 5:視察レポート『注目装置・機器・システム:FOOMA JAPAN 2026』

東京ビッグサイト展示棟正面


 今回の展示会では、食品工場の自動化が「単工程の機械化」から「盛付け・加熱・搬送・検査を統合したプロセス自律化」へ進化していることが鮮明になっていた。
 盛付け領域では、AIビジョンや触覚センサを備えたロボットが不定形ワークを扱える段階に達し、人手依存の高い工程の自動化が現実味を帯びている。
 加熱調理では、炒め・焼成といった職人技を温度・トルク・物性変化の統合制御で再現し、品質の標準化が進む。
 工場内物流では、コンベヤ・ロボット搬送・EMS が連携し、止めない搬送ラインの構築が加速。さらに、AI外観検査・X線検査が品質データ基盤として機能し始めており、食品工場のDXは「器用さ・熱制御・搬送・品質データ」の四領域が同時に高度化する段階に入った。


1.【ロボティクス】


1-1.ファナック株式会社 https://www.fanuc.co.jp
(1)食品対応ステンレス搬送ロボット「DR/8-16B Stainless」

    DR/8-16B Stainless (写真1-1.左)は、食品・衛生環境向けに最適化されたステンレス筐体の搬送ロボットで、耐腐食性・洗浄性・密閉性を徹底した“衛生設計ロボット”として位置づけられる。特に、SUS構造による高耐薬品性・高耐湿性は、洗浄剤や高圧洗浄が日常的に行われる食品工場で大きな価値を持つ。ロボット本体の隙間・段差を極小化し、EHEDG的な洗浄性思想を取り入れた設計が特徴。
     また、搬送用途に特化した高速・高精度動作により、包装ライン・供給ラインとの同期性が高く、食品工場の“止めない搬送”を実現する。従来のロボットでは衛生環境に適応しにくかった領域に対し、「ロボットを衛生設備として成立させる」という方向性を示した意義深いデモだった。
    新製品紹介URL:https://www.fanuc.co.jp/ja/profile/pr/newsrelease/2026/news20260518.html


(2)食品対応AI盛付けロボット「LR Mate/10-11A Food/Clean」

    LR Mate/10-11A Food/Clean (写真1-1.中央)は、食品工場の盛付け工程を本格的に自動化するために設計された“食品専用ロボット”であり、従来の産業用ロボットとは思想が異なる。最大の特徴は、AIビジョン+高感度フォース制御により、唐揚げ・惣菜・不定形ワークを“人の手のように扱える”点。食品接触部は耐薬品性・耐水性を備え、IP規格に準拠した洗浄対応構造で、衛生設計が徹底されている。
     また、ティーチングレス化が進み、多品種少量生産でも段取り替えが容易。盛付けは食品工場の自動化で最難関領域だが、本機は「つかむ・寄せる・整える」微妙な操作をAIで補完し、実装可能性を大きく引き上げた。食品ロボットの実用化を一段進める技術デモだった。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真1-1.「ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介」(2026.06.01新聞広告)


1-2.オリエンタルモーター株式会社 https://www.orientalmotor.co.jp/ja
・17軸のモーターと小型ロボット組込みライン「自動包装デモ機」

     オリエンタルモーターの自動包装デモ機(写真1-2.)は、17軸のモーター制御と小型ロボットを一体化した“多軸協調制御ライン”を実演し、食品包装工程における高精度・高速・省スペース化の可能性を示した。最大の特徴は、同社のステッピングモーター/サーボモーターを用いた多軸同期制御の滑らかさで、供給・整列・搬送・投入といった複数工程をミリ秒単位で連携させることで、ライン全体の安定性が飛躍的に向上している点である。  また、小型ロボットとの組込みにより、従来はPLCや外部制御装置で複雑化していた制御系をモジュール化・簡素化し、食品工場でも扱いやすい構成を実現。洗浄性・省スペース性・段取り替えの容易さも考慮されており、“中小規模ラインの自動化”に最適化された実務的なデモだった。食品包装の自動化を、設備大型化ではなく多軸制御の高度化で進化させる方向性を示した点が非常に興味深い。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真1-2.「自動包装デモ機」ブース展示


1-3.コネクテッドロボティクス株式会社 https://connected-robotics.com/
(1)惣菜盛付ロボット「Delibot S」

    Delibot S(写真1-3.左)は、惣菜盛付けという“食品工場で最も自動化が難しい工程”に正面から挑むロボットであり、視覚・触覚・動作制御を高度に統合した実装志向の設計が特徴。AI画像認識により不定形ワークの位置・姿勢を把握し、独自のハンドと力制御で、煮物・揚げ物・和惣菜など形状・硬さが異なる食材を人の手のように扱える。特に、「つかむ・寄せる・整える」微細操作の再現性が高く、多品種少量生産に強い点が大きな価値。
     また、洗浄性を考慮した食品対応設計、段取り替えの容易さ、クラウド連携による学習データの蓄積など、現場導入を前提とした“運用しやすいロボット”として完成度が高い。惣菜工場の人手依存を抜本的に変える、実務性の高い盛付けロボットである。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真1-3.惣菜盛付ロボット「Delibot S」(左) コンベア追従式充填ロボット「Delibot X」(右)
カタログ


(2)コンベア追従式充填ロボット「Delibot X」

    Delibot X(写真1-3.右)は、食品工場の充填工程における“コンベア追従”という高度な要求に対応するために開発された 動的同期型の充填ロボットシステムである。最大の特徴は、搬送中の容器位置をAIビジョンでリアルタイムに把握し、ロボット動作をミリ秒単位で同期させることで、停止レスで高精度な充填を実現している点である。これにより、ラインタクトを落とさずに多品種容器へ対応でき、従来の位置決め機構を前提とした充填機より柔軟性が高い。
     また、粘度・流動性の異なる食品に対しても、吐出制御・ノズル制御を最適化することで、液だれ・付着・充填ムラを抑制。洗浄性や段取り替えの容易さも考慮され、短サイクル・多品種ラインに適した実務性の高いシステムである。食品工場の“止めない充填工程”を実現する次世代アプローチといえる。


1-4.株式会社FingerVision https://www.fingervision.jp/
(1)フライ投入ロボットシステム

     FingerVisionのフライ投入ロボット(写真1-4.)は、高温・油・飛沫・不定形ワークという最も過酷な食品工程に対応するため、視触覚センサと耐熱設計を組み合わせた実装特化型システムである。ゲル内部の変形を読み取る独自触覚センサにより、唐揚げ・コロッケ・天ぷらなど形状・硬さが異なる食材を“滑らせず・潰さず・落とさず”把持できる点が最大の強み。投入角度・速度・離脱タイミングをリアルタイムで補正し、油跳ねや投入ミスを抑制する制御技術も高度で、作業者の危険作業を確実に代替できる。従来のロボットが苦手とした 「高温×不定形×安全性」 の三重課題を突破した、食品フライ工程の自動化を現実レベルに引き上げる技術デモである。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真1-4.フライ投入ロボットシステム カタログ

(2)触覚センサ付き具材盛付ロボット

     具材盛付ロボット(写真1-5.)は、FingerVision の触覚センサ技術を最も象徴するシステムで、惣菜・弁当・サラダなど“形が揃わない・壊れやすい・向きが重要”なワークを高精度に扱える点が特徴。視覚で位置・姿勢を把握しつつ、触覚で接触圧・滑り・変形量を検知することで、人の指先に近い微細操作を実現。特に、具材を寄せる・整える・向きを揃えるといった“非定型タスク”の再現性が高く、多品種少量生産に強い。食品対応の洗浄性設計、ハンド交換の容易さ、AI学習による継続的な精度向上など、現場運用を前提とした完成度も高い。盛付工程の自動化における 「最後の壁」 を突破する、実務性の高いロボットである。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真1-5.触覚センサ付き具材盛付ロボット カタログ


1-5.株式会社Thinker https://www.thinker-robotics.co.jp/
・インテリジェントフィンガー搭載ロボットハンド「Think Hand F」

    Think Hand F(写真1-6.)は、食品工場の自動化を阻んできた“非定型ワークの取り扱い”を突破するために開発された、高感度インテリジェントフィンガー搭載ロボットハンドである。最大の特徴は、指先に内蔵されたセンサが 接触圧・滑り・変形量 をリアルタイムで検知し、把持力を自律調整できる点。これにより、柔らかい惣菜、滑りやすい食材、形状が不揃いなワークでも、潰さず・落とさず・向きを整えて扱える。
     さらに、指の独立制御により“寄せる・押さえる・つまむ”といった人の指先の器用さを再現し、盛付・整列・仕分けなど高難度タスクに対応。食品対応の洗浄性設計やハンド交換の容易さも実装レベルで考慮されており、「食品ロボットの最後の壁=器用さ」 を技術的に突破する有力なソリューションとして位置づけられる。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真1-6.インテリジェントフィンガー搭載ロボットハンド「Think Hand F」ブースデモ


2.【食品加工・調理】


2-1.TechMagic株式会社 https://techmagic.co.jp/
・炒め調理ロボット「I-Robo 2」

    I Robo 2(写真2-1.)は、食品工場・外食セントラルキッチンにおける“炒め調理の自動化”を実用レベルに引き上げたロボットで、加熱・攪拌・投入・排出の一連工程を統合制御できる点が最大の特徴である。炒め調理は、温度変動・水分飛散・焦げ付き・粘度変化などダイナミックな物性変化が起こるため、自動化が極めて難しい領域だが、I Robo 2 は温度プロファイル制御、攪拌トルクのフィードバック、食材投入タイミングの最適化により、“人の勘”に依存していた火加減と仕上がり再現性を高いレベルで実現している。 また、洗浄性を考慮した構造、段取り替えの容易さ、IoT連携によるレシピ管理など、運用面の完成度も高い。加熱調理の自動化を“部分工程”ではなく“プロセス全体”として成立させた点で、食品調理ロボットの進化を象徴する機種である。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真2-1.炒め調理ロボット「I-Robo 2」 カタログ


2-2.株式会社品川工業所 http://www.qqqshinagawa.co.jp/
(1)あおり炒め機「BR-1200F」

    BR 1200F(写真2-2.)は、業務用炒め工程を“人の鍋振り”に近い物理現象で再現するために設計された あおり動作特化型の加熱撹拌機 である。最大の特徴は、鍋体の揺動・回転・傾斜を組み合わせた三次元的なあおり動作により、食材を浮かせながら均一に加熱できる点。これにより、焦げ付き・ムラ・破損を抑えつつ、炒め特有の香ばしさ(メイラード反応)を安定的に引き出せる。さらに、熱源制御・撹拌トルク・排出タイミングを精密に制御でき、粘度変化の大きい惣菜でも再現性の高い仕上がりを実現。洗浄性や安全性にも配慮され、食品工場・セントラルキッチンの“炒め工程の標準化”を可能にする実務性の高い機種である。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真2-2.あおり炒め機「BR-1200F」カタログ

(2)自動たまご焼成機「EPS-12531」

    EPS 12531(写真2-3.)は、玉子焼きの“焼成・巻き・成形”という高度に職人技へ依存してきた工程を自動化するために開発された 連続式焼成・成形システム である。均一な加熱を実現するプレート温度制御、卵液の供給量・タイミング制御、巻き上げ機構の精密動作により、厚焼き玉子の層構造とふんわりした食感を安定的に再現できる点が最大の強み。また、焼成ムラ・巻きズレ・形状不良を抑えるためのフィードバック制御が組み込まれており、量産時の品質ばらつきを大幅に低減する。洗浄性・衛生性にも配慮した構造で、惣菜・弁当・量販向け製造ラインにおける“玉子焼きの品質標準化”を実現する実装度の高い焼成機である。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真2-3.自動たまご焼成機「EPS-12531」カタログ


3.【輸送・搬送】


3-1.オークラ輸送機株式会社 https://www.okurayusoki.co.jp/
(1)個包装品搬送ライン

     オークラ輸送機の個包装品搬送ライン(写真3-1.左)は、食品包装後の“最も繊細な領域”である個包装品の搬送を、高速かつ安定的に処理するための総合ソリューションである。特徴は、高速ソーター・多列整列・姿勢制御・緩衝設計を組み合わせ、軽量・不定形・壊れやすい個包装品を破損させずに搬送できる点。特に、製品間の干渉を抑えるための速度プロファイル制御や、ラインバランスを最適化する分岐・合流技術は完成度が高い。
     また、包装機との同期性を重視した制御設計により、ライン停止リスクを最小化し、食品工場の“止めない後工程”を実現する。省スペース化・衛生性・保守性にも配慮され、個包装工程の安定稼働を支える実務的な搬送ラインである。
    紹介動画:https://youtu.be/s5TBz3m6Xuw

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真3-1.個包装品搬送ライン(左) ケース品ロボット搬送ライン(右)ブースガイド

(2)ケース品ロボット搬送ライン

    ケース品ロボット搬送ライン(写真3-1.右)は、食品工場の出荷前工程における“重量物・大型ワーク”の搬送を自動化するために設計された高耐久ロボット搬送システムである。パレタイズ・デパレタイズ・仕分け・搬送を一体化し、ロボットアーム+高速コンベヤ+位置補正システムを統合した構成が特徴。ケースのばらつき・印字向き・変形に対応するため、3Dビジョンや重量検知を組み合わせ、安定した把持と積付けを実現している。
     また、ライン全体のレイアウト自由度が高く、物流倉庫と食品工場の双方で使える汎用性を持つ。人手不足が深刻なケース搬送領域において、“ロボットを軸にした物流自動化”を実装レベルで示したデモであり、食品工場の出荷工程の標準化に大きく寄与する。
    紹介動画:https://youtu.be/EFv9VPaYvNg


3-2.株式会社椿本チエイン https://www.tsubakimoto.jp/
・オートランバンガード MARKⅡ

    オートランバンガード MARKⅡ(写真3-2.)は、食品工場・物流センターにおける中量物搬送の自動化を実現するモノレール式無人搬送システム(EMS)で、天井空間を活用することで床面レイアウトの制約を大幅に減らせる点が最大の特徴である。搬送台車はレール上を高速・安定走行し、分岐・合流・バッファを柔軟に構成できるため、ライン間連携や多工程間搬送に強い。食品工場では、原料供給・中間仕掛品・包装資材などの“人手依存の横持ち作業”を置き換え、作業導線の短縮・安全性向上・省人化に寄与する。
     さらに、耐環境性・保守性を考慮した設計により、長時間稼働が前提の現場でも安定運用が可能。AGV/AMR では難しい高頻度・定経路・高速搬送を得意とし、食品工場の内部物流を高度化する実務性の高いソリューションである。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真3-2.オートランバンガード MARKⅡ (導入事例)カタログ抜粋


4.【AI外観検査】


4-1.株式会社VRAIN Solution https://vrain.co.jp/
(1)AI 外観検査機 コンパクトモデル「Phoenix Edge」

    Phoenix Edge(写真4-1.)は、食品工場の外観検査を“省スペース・短時間立ち上げ・高精度化”の三点で進化させた コンパクトAI外観検査機 である。最大の特徴は、同社のAIアルゴリズムにより、少量データでも高精度な学習が可能で、品種変更や季節変動に強い点。従来のルールベース検査では対応が難しかった 形状ばらつき・照明変動・包装反射 に対してもロバスト性が高い。  また、装置サイズを最小化し、既存ラインへの後付けを容易にした設計は食品工場にとって大きな利点(写真4-2.)。検査結果はクラウド連携で蓄積され、工程改善・歩留まり向上・トレーサビリティ強化に活用できる。外観検査を“単なるNG判定”から“品質データ基盤”へ進化させる実務性の高いモデルである。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真4-1.AI 外観検査機 コンパクトモデル「Phoenix Edge」カタログ

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真4-2.食品工場のAI外観検査事例カタログ

(2)AI X 線検査機「PX-1000N」

    PX 1000N(写真4-3.)は、X線検査にAI解析を組み合わせることで、従来のX線装置では検出が難しかった 低密度異物・微小欠陥・複雑形状ワーク の検出精度を大幅に向上させた次世代モデルである。AIが画像特徴を学習することで、骨・繊維・樹脂片など密度差が小さい異物も高精度に識別でき、誤検出率の低減にも寄与する。
     また、食品ごとに異なる吸収特性を考慮したモデル最適化により、多品種ラインでも安定した検査が可能。装置は衛生性・保守性を考慮した設計で、現場での運用負荷を最小化している。X線検査を“密度差依存の検査”から“AIによる特徴解析型検査”へ進化させ、食品工場の異物検査レベルを一段引き上げる実装度の高い装置である。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真4-3.AI X 線検査機「PX-1000N」カタログ


4-2.株式会社フツパー https://hutzper.com//
・製造業向け外観検査&品質管理AI 「メキキバイト」

    メキキバイト(写真4-4.)は、食品工場を含む製造現場で“すぐに使えるAI外観検査”を実現するために設計された、現場密着型のAI検査・品質管理プラットフォームである。最大の特徴は、専門的なAI知識を必要とせず、現場担当者が短時間で学習モデルを作成・調整できる運用性の高さ。少量データでの学習、照明変動や個体差へのロバスト性、NG画像の自動蓄積と分析など、現場改善サイクルを回すための機能が充実している。
     また、外観検査だけでなく、検査データを品質管理に活用する“工程改善型AI”として位置づけられており、歩留まり改善・不良要因分析・ライン最適化に直結する点が大きな価値。食品工場の“属人化した検査”をデータ駆動型へ転換する、実務性の高いAIソリューションである。

ファナックの食品対応ロボット展示デモ紹介

写真4-4.製造業向け外観検査&品質管理AI 「メキキバイト」 カタログ


5.【総 括】


 本展示会を通じ、食品工場の自動化は「人の器用さ」「熱調理の再現」「止めない搬送」「AIによる品質保証」という四領域が同時に進化し、個別最適からライン全体最適へと移行しつつあることが明確になった。食品製造工程における盛付け・加熱・搬送・検査の各技術が高度化し、従来は人手に依存していた工程が実装レベルで自動化可能となりつつある。
 今後は、これらを統合したプロセス設計とデータ連携が、食品工場DXの競争力を左右する重要なテーマとなる。

以上